健康診断において、「血中尿酸値」という項目があります。尿酸は体内で重要な役割を担っていますが、尿酸値が基準値より高い高尿酸血症となると悪い影響を及ぼします。
合併症として知られているのは"痛風関節炎"で、尿酸塩が足の親指の関節などに沈着して激痛を起こす病気ですが、それだけでなく、心血管疾患や慢性腎臓病などのリスクになると考えられています。
そのため、尿酸値が高くても自覚症状がないからと放置しておくことは危険です。医師の指導と共に、今日から自分でできる食生活の改善に注目していきましょう。
<尿酸値が高い場合の食事療法>
① プリン体の多い食品を摂り過ぎないようにする。
プリン体が肝臓でキサンチンオキシダーゼという酵素によって代謝されるときに生じる "燃えカス"のようなものが「尿酸」です。そのため、日頃よりプリン体を多く含む肉類や魚類を摂り過ぎている方は注意が必要です。
近年、血清尿酸値を低下させる総合的な食生活のスタイルとして、DASH食が勧められています。DASH食とは、果物、野菜、ナッツ、低脂肪乳製品、全粒穀類、および鞘豆類を多く摂り、食塩、甘味料、および肉類摂取を減らしたものとされます。この食生活を心掛けると、自然とプリン体を摂り過ぎませんので、理にかなっていると思います。
② アルコールの制限
アルコール自体に尿酸値を上昇させる作用があるのをご存知でしょうか。お酒の種類は何であれ、アルコールを摂ると尿酸値が上昇します。また、ビールなどプリン体を多く含むお酒は、尚上昇しやすいとされます。お酒は控えめに。
③ 尿pHと水分摂取
酸を体内から出すことも重要です。尿酸は酸性の尿に溶けにくい性質があり、痛風患者の尿は酸性に傾く傾向にあります。
海藻類、野菜などは、尿を酸性に傾きすぎるのを防ぐため、毎日積極的に摂取するようにしましょう。そして、水分を十分に摂取すると、尿量を増やし、より多く尿酸が溶けやすくなって体外へ排泄を促すことができるので重要です。
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